『サーカスの像』というはなしがあります。
子供の像を鎖につないでおくと最初は逃げようとして鎖を引き千切ろうとします。
何度もチャレンジして切れないと分かるとそのうち諦めます。
やがて大人になって鎖を簡単に引き千切ることのできる力がついたあとも逃げ出そうとはしません。
なぜなら子供の頃に何度も挑戦したけれど切ることができなかったために「自分には力がない」という強い思い込みが残っているからです。
このような状態のことを心理学では「学習性無力感」といいます。
人間にもこれは当てはまることです。
過去の失敗体験や子供時代の家庭環境によって刷り込まれた「自分は無能」という誤ったイメージを持ち続けているせいで自分の力を過小評価しチャレンジしない人はまさにこれです。
さっさと鎖を切りましょう。
それだけではなく鎖を巻きつけてこようとする他人との関係も切りましょう。