初対面で悪い印象を持たれてしまったら次に会ったときに良い部分をアピールするだけでは意味がありません。
良い部分に「珍しさ」という要素が加わらなければ悪い印象は覆せないのです。
なぜなら人間は2つの矛盾する情報を与えられると珍しいほうを重視するからです。
悪い印象を与えるような態度はたいてい珍しいものです。
それに対して良いところのアピールは珍しいことではありません。
なので最初の悪い印象を与えたときの珍しさを超えなければどれだけ良い人アピールをしても意味がないのです。
しかも同じくらいの珍しさであれば悪いほうが重視されます。
これを心理学でネガティビティ・バイアスといいます。
悪い印象を覆すほどの良い部分がないという人は技術や能力をアピールすると良いかもしれません。
こういった部分ではネガティビティ・バイアスは起こりにくいといわれているからです。