お金が人を狂わせるというハーバード大学の実験

お金が人を狂わせる 心理学

お金が人を狂わせるという実験を紹介します。

人間はお金のために非道徳的な判断をしたり、犯罪をしやすくなったりするということです。

世の中の犯罪は愛憎かお金が原因になっていることが多いです。それくらいお金の影響は大きいということです。

そして実際にお金を手に入れられるシチュエーションでなくとも、お金をイメージしただけでも道徳心が下がるということも分かっています。

非道徳的な行動を起こす可能性が高まる

今回はハーバード大学が行ったお金と道徳心に関する実験を紹介します。

この実験ではまず参加者を2つのグループに分けて、片方にはお金に関係する文章をつくってもらい、もう片方にはお金と関係ない文章を作ってもらいました。

これによって、お金を連想するグループとしないグループができます。

お金の実験

その後で13個のシナリオを読ませます。シナリオの内容には「自宅のプリンタの紙がなくなったので会社から何枚か持ってくる」など非道徳な行為も含まれています。

そしてそのシナリオを読んだ後で自分がそこに書かれた行動を取る可能性はどれくらいあるか?という質問をしました。

すると最初にお金を連想させられたグループの人ほど非道徳的な行動を取る可能性を高く回答することが分かりました。

ほかの実験では会社の利益のために違法に取得した機密情報を教えてくれる候補者を採用したいと思うか?ということも質問しました。

こちらも同様に最初にお金を連想させられたグループはそういう人物でも雇おうと思う可能性が高いということが分かりました。

なぜお金が人を狂わせるのか?

これらの実験から分かることは人間はお金が手に入るかどうかに関係なく、お金のことをイメージしただけで、道徳心が下がるということです。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

それはお金をイメージすることで社会との関係を意識しにくくなり、個人的な利益の追求に走りやすくなってしまうからではないかと考えられます。

お金が人を狂わせる仕組み

その結果、道徳的にどうか?というよりも、利益になるかどうか?という基準で判断してしまうということです。

銀行員や財務担当者が横領をしてしまう原因の一つは常にお金をイメージしやすい環境にいるからなのかもしれません。

参考文献:Maryam Kouchaki, et al. (2013). Seeing green: Mere exposure to money triggers a business decision frame and unethical outcomes.

タイトルとURLをコピーしました